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酸性化による土壌汚染について

1.酸性化による土壌汚染の原因
2.酸性化による土壌汚染の現状
3.酸性化による土壌汚染の対策

酸性化による土壌汚染の原因

土壌汚染のもう一つの原因は、酸性化による汚染である。
酸性化の中にも酸性雨などの大気中の酸性化と土壌の酸性化がある。
元々、地球上では、大気中の二酸化炭素(約360ppmv)の存在により、通常の降水で雨水のpHは約5.6となる。
酸性雨とは、それに加えて、石油や石炭の燃焼により大気中に放出された硫黄酸化物や窒素酸化物などの大気汚染物質が、大気中で硫酸や硝酸などに変化し、降雨と共に再び地上に戻ってくることである。
土壌の酸性化とは、酸性雨が土壌に降り、酸性の状態になることである。

酸性化による土壌汚染の現状

酸性雨により、土壌や湖沼、森林衰退による降水生態系に被害を与え、また銅像などの文化財や建造物の損傷などにも影響を与えている。
また、農産物の代謝を妨げ収穫量を低下させるとともに、農産物の味や質を損なわせ商品価値を低下させている。
さらに、土壌の酸性化により、交換性塩基の減少やアルミニウムの可溶性、窒素の過剰供給による養分吸収のアンバランス、土壌微生物の活性低下、重金属の可動化などの影響も見られる。

酸性化による土壌汚染の対策

ヨーロッパでの取り組み


米国での取り組み

日本およびアジアの取り組み


⇒農薬による土壌汚染についてはこちら

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